コンセプト

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「不動産再生」とは、建物に再び命を吹き込む作業である

ヨーロッパやアメリカでは、築100年を超えてなお現役で使用されている建築物を、数多く目にすることが出来ます。
これは、建築文化の違いだけでなく、旧い建築物に対する考え方が日本とは大きく異なることがその要因であると言えるでしょう。
日本の税制では、耐用年数を超えた建築物は「価値の無いもの」と看做されます。
明治、大正期に建てられた歴史的価値のある建築物でもない限り、解体されてしまうのが実状です。

日本の旧い建築物のストックは、その大多数が建築物としての魅力に欠けるものばかりです。
そのような建築物を生き返らせることは、決して容易な作業ではありません。
なぜなら、築後数十年たった建築物を、更に数十年使用に耐えるものに生まれ変わらせるためには、想像以上に多くの価値を与える必要があるからです。
建築物に要求されるものは、機能だけではありません。
長期に渡って街に存在し続ける建築物には、街並を形成するという「文化的」な責任を果たす義務があります。
また、環境性能や周辺に対して提供できるサービスなど、街から必要とされる「社会的」役割を果たす責任も、建築物には求められます。
機能も含め、文化的、社会的に必要な要素を兼ね備えたもの。
築年数に関わらず、その商品価値が永続的に続くもの。
そのような建築物に再生するためには、デザイン、高い質感、設備性能などハード面に加えて利用方法や管理形態など、ソフト面も含めた数多くの条件をクリアしなければなりません。

しかし、そこで問題となってくるのがコストです。
巨額の資金を投じれば、どのような物件であっても再生することは可能でしょう。
しかし、「経済的」に成立しない商品を作っても、それはビジネスにはなりません。
私たちが目指す「再生」とは、ただ新しい箱を造ったり、旧い建物の見た目を綺麗にするだけではなく、その不動産が文化的・社会的・経済的な要素をすべて兼ね備えた「街の資産」として生まれ変われるよう、再び命を吹き込む作業であると考えます。

プロフィール

株式会社タグボート
代表取締役 西本 真悟
大阪府出身
関西学院大学法学部卒


大手建設会社にて商業施設のプロデュースを担当。
市場調査、企画、事業提案からファイナンスまで、不動産プロデュースに必要な業務全般を行う。
その後、ディベロッパー、不動産プロデュース会社などを経て2008年に同社を設立。
マーケティング調査、コンセプトメイキング、デザイン、海外資材を利用したコストダウンコンサルティング、リーシング業務、プロモーション業務から、不良債権処理まで、不動産再生に必要なあらゆるソリューションの提供を行っている。
また、環境性能の高い不動産へと再生する事業にも積極的に取り組み、建築物のエネルギーコスト削減の為のコンサルティング業務も実施している。